『米朝・小米朝の会』

 
米朝小米朝の会』に行く。
 
満員。
当日券も販売されていたが、立ち見であったほど。
 
佐ん吉さんは「道具屋」。
椅子と舞台の関係から、お雛様のギャグが見づらい。
 
歌之助さんは「書割盗人」。
余り落語会に来られない方が多いのだろうか。
登場した歌之助さんと、パンフレットの写真を見比べる様子のお客さんがちらほら。
 
小米朝さんの一席目は「崇徳院」。
伏せっている筈の若旦那が、妙に陽気で元気な感じ。
熊さんの台詞に、自虐的なくすぐりを加える。
 
米朝師匠の演目は「よもやま噺」となっていた。
実際には「鹿政談」をされた。
往時の勢いがない。
話が前後する。足らない部分もある。同じ所を何度か繰り返したりされる。
ただ、新しい型に感じられる様がないでもない。
オチに至り、ドンドーンと太鼓が鳴るも、師匠は退場されようとしない。
仰有るには、現在の「鹿政談」のオチが気に入らないとの事。
出番まで、新しい別のオチをどうしようかと、お弟子さん達と話されていたそうだ。
という話も、何度か繰り返される。
見かねたか、小米朝さんが舞台に登場し促すも、師匠はもう少し話されたいようで。
小米朝さんは、小咄で締めくくられたら、と助言。
二つばかり小咄をされ、米朝師匠は高座をしめられた
 
小米朝さんの二席目は「猫の忠信」。
猫の動きが可笑しい。