『らくご道』

 
『らくご道 〜笑福亭生喬と桂こごろうの落語会〜』に行く。
 
まずはこごろうさんのご挨拶。
普段の着物でのそれと違い、私服で登場。
 
生喬さんは「池田の猪買い」。
細かい演出が素晴らしい。
 
こごろうさんは「質屋蔵」。
途中、熊さんが丁稚から旦那さんに呼び出された理由を聞く場面で、「酒」に関するキーワードを出し忘れた。
丁稚と別れて、熊さんがその理由を推測しようかとう所で、熊さんもこごろうさんも大いに困る。
再び丁稚さんが戻ってきて「酒」を伝えてなんとか収める。
一時はどうなるかと思った。
 
対談の「夕焼け日記」、間違いの話題や、「池田の猪買い」のオチの工夫に関する話が出る。
今回、珍しい趣向が。
去年の十二月からついていた、生喬さんのお弟子さんに、芸名が正式に発表された。
舞台上でそのような事が披露されるのはめったにない。
その名も笑福亭生寿
これから見守っていきたい。
生暖かい目で。
 
生寿さんの初舞台も決まった。
三月四日の茶臼山舞台での『生喬の茶臼山で○かじり!』だ。
終わりゆく会場で、新しく生まれる噺家さん。
 
チラシが置かれたのは会が終わってからの事だった。
 

  • 桂こごろう     ご挨拶
  • 笑福亭生喬    「池田の猪買い」
  • 桂こごろう     「質屋蔵」
  • こごろう 生喬   対談「夕焼け日記」