『じゃくったれ』

 
『じゃくったれ 〜VOL.9〜』に行く。
 
今日も昼夜と落語会の多い日だった。
そう悪くない入り。
 
さん都さんは「強情灸」。
噺の前にちょっとしたお断り。(お断りと言うほど、そんな強いニュアンスでもないのですが)
後の雀太さんの演目とかぶる部分があると、つい最近気づいたと話された。
さん都さんは風邪気味との事で、少々声が出にくいようだった。
 
雀太さんの一席目は「池田の猪買い」。
まくらで、四国の高松から大阪の九条までヒッチハイクされたエピソードを語る。
本編よりも長め。
噺と合わせると一時間以上の長講であった。
 
よね吉さんは「時うどん」。
いつもより濃いめに演じられた。
 
雀太さんの二席目、予め発表されていたネタは「百人坊主」であったが、急遽「替り目」に変更となった。
一席目のまくらでの、雀太さんが乗せてもらったトラックの運転手さんの身の上話がどうも重かったようで、客席の雰囲気が沈んだ感じであった。
よね吉さんも奮闘するも、どうも客席の空気がはじけない。
そこで、「百人坊主」よりも笑いの多い「替り目」を選択したとの説明だった。
「替り目」は半ばで切り上げ。
全部を演じてもよかったのだが、「替り目」の後半部にはうどん屋さんが出てくる。
よね吉さんの「時うどん」とネタがつく(趣向が重なる)のを避ける為に、そうされたようだ。
前の二席がお灸つながりだったので、後の二席がうどん絡みでもそう悪くはなかったかも。
 
次の機会には必ず「百人坊主」をかけると約束され、会はお開きとなった。