『ラクゴレンジャー』に行く。

顔出し看板に興ずる吉弥さん

 
繁昌亭に到着すると、今日の出演者に加え市楼さん達がしきりに呼び込みをおこなっていた。
事前の予約分が百名ほどだという。
繁昌亭の座席数からすると、まだまだ余裕がある。
開場待ちの列もそれほど長くはなっていない。
 
内輪の人間のように心配したりして。
 
開場時間となった。
二階席は開けないのか柵が置かれていた。
開場して、夥しくはないが順調に入場の列が途切れない。
段々と会場が賑わってゆく。
一階席がかなり埋まったので、急遽、二階席も開ける事となった。
何より。
 
開場前のことだが、内らで本日の出演順を決める様子が聞こえてきた。
順番によって演目も変わってくるので演者も大変だ。
 
まず最初に三金さんが登場。
黄色い着物に黄色いマスクの出で立ち。
ラクゴレンジャーだ。
簡単な挨拶の後、退場。
 
吉弥さんは「つる」。
一人目とあってこのネタを持ってきた。
ちょっとした工夫が付け加えられているのが嬉しい。
 
都んぼさんは「向う付け」。
大きな身振りが会場を沸かせる。
 
かい枝さんは「堪忍袋」。
自分が言われた事を、堪忍袋に吐露されるセリフに織り交ぜるギャグ、なかなか面白い。
 
中入りをはさんで、文鹿さんの「動物園」。
自身のアルバイト経験をまくらで披露して本題へ。
トラでなく、ゴリラで演じた。
オチも普通の「動物園」を絡めて、違う形で落とす。
 
三金さんは「ちしゃ医者」。
比較的若い女性客が多い今日の会で、このネタを持ってくるとは。
挑戦的?
 

 
久しぶりの『ラクゴレンジャー』だ。
太融寺でおこなわれていたが、発展的解消を遂げた。
その後、岸和田でも一端再開されたが...。
もしかすると、またまた繁昌亭で続けられるかもしれないようだ。