『雀五郎体力強化の会』

雀のおやど

 
『雀五郎体力強化の会 〜その16〜』に行く。
 
恒例の雀五郎さんの勉強会。
 
佐ん吉さんは「御公家女房」。
噺家さんが登場された際に、落語界の○○というフレーズが使われたりする。
ご自分が誰それに似ていると言われたりしないので、そこが悔しいと繋がるのだが、その間に雀五郎さんのフレーズも紹介された。
女性はここよりここ、で、順番ではまず顔を示してから胸(心)を指すのだが、間違えて先に胸から顔に手をやってしまった。
次の順序も逆にしてしまう。
最初に間違ったときに判っていたはずなのに、余計うろがきてしまったのだろうか。
 
雀五郎さんの一席目は「みかん屋」。
佐ん吉さんのまくらを受けて、そんな事言ったことはないと話される。
 
たまさんは「船弁慶」。
普段、雀五郎さんと雑談をされた際の話がまくらで出る。
お松さんの表情や、あちぃわい、ちめたぃわいの表現が濃いめであった。
 
雀五郎さんの二席目は「桜の宮」。
まくらで、たまさんとの会話ではそんな事言ったことはないと再び否定。
なんか可笑しい。
 
今回、飛び入りゲストがあった。
鶴瓶さんだ。
新作の私落語が出来上がったので、試しに落語会でかけてみたいので、との理由。
二席目が終わった雀五郎さんが、鶴瓶さんの予定外の出演を告げた際、会場の一部にどよめきが起きた。
私といえば、会が始まる前に、今日は鶴瓶さんが出演されるようだとの情報が入っていた。
鶴瓶さんが来られたのを見かけた方からその事を聞いたのだった。
高座に置かれた名びらのたまさんの文字の後から、鶴瓶さんの名前がうっすらと透けて見えていた。この時点で鶴瓶さんの出演は完全に確定。
飛び入りの鶴瓶さんを拝見するのは何度目だろうか。
 

  • 桂佐ん吉      「御公家女房」
  • 桂雀五郎      「みかん屋」
  • 笑福亭たま    船弁慶
  • 桂雀五郎      「桜の宮」
  • 笑福亭鶴瓶    「回覧板」