『宗助はんの会』
『第57回 宗助はんの会』に行く。
太融寺の出入り口、今日は南側の扉だけ利用でき、他は閉まっていた。
何故だろうか。
お客さんはやや少ない。
他の会に分散したかな。
雀五郎さんは「手水廻し」。
表情の変化の付け方は大げさではない雀五郎さん。
困り顔の演技が良い。
宗助さんの一席目は馬の噺が二題。
短めの「馬の尾」と「馬の田楽」を続けて演じる。
「馬の尾」の中に「今年の阪神はどうなるんやろう」の台詞。
以前聴いた米朝師匠の「馬の尾」にもそんな感じのタイガースネタがあった。
伝承芸かな?
「馬の田楽」にも同じ台詞を織り込んでギャグにされていた。
「馬の田楽」に登場する悪餓鬼達、やることは悪戯ばかりだけれど言葉遣いは丁寧というギャップが可笑しみを増す。
阿か枝さんは「竹の水仙」。
阿か枝さんは雀五郎さんと間違われることがあるそうだ。
似ているといえば似ているか。
これまで、そんな風に思ったことはなかったのだけれど。
宗助さんの二席目は「猫の忠信」。
本物の常吉と偽物の常吉、違う様子で演じておられる。
偽物の常吉が不気味な感じだ。
- 桂雀五郎 「手水廻し」
- 桂宗助 馬の噺・二題「馬の尾」「馬の田楽」
- 桂阿か枝 「竹の水仙」
- 桂宗助 「猫の忠信」