『フジハラ亭落語会』
『フジハラ亭落語会 〜vol.16〜』に行く。
趣のあるフジハラビル。
建物の其処此処、そして窓から見えるあんなところにも遊びがある。
そんなアートギャラリー・フジハラで開かれる『フジハラ亭』だ。
佐ん吉さんは「御公家女房」。
佐ん吉さんが演じると、やもめ男の明るさ、あけらかんとした様が強調されるようだ。
やもめ男が風呂から帰って掃除をしたあたりで噺が中断、お客さんに断った上で噺を最初からやりなおした。
相手の女性の言葉遣いが難しいという件を、まるまる抜かしてしまった為。
しん吉さんの一席目は「犬の目」。
演出を少し変えたのだろうか、犬の設定が噺の中でぶれている。
犬の所有者がころころ変わるようで落ち着かない。
残念。
こごろうさんは「くやみ」。
まくらは、ラジオ通販や結婚式の司会のエピソードなど。
「犬の目」の犬までくすぐりに取り込む。
上手いなぁ。
しん吉さんの二席目は「深山隠れ」。
この噺を持ちネタにした噺家は出世しない、「深山隠れ」にはそんなジンクスがあるそうだ。
是非、跳ね返してください。