『笑福亭松喬一門会』

 
『第九回 笑福亭松喬一門会』に行く。
 
繁昌亭での『笑福亭松喬一門会』。
かなり早い時間から列が出来ていた。
受付に、松喬さんの七番弟子「喬次郎」さんがおられた。
 
喬若さんは「動物園」。
開園のチャイムが、お座敷遊び「とらとら」のメロディであった。
 
右喬さんは「代脈」。
州達が等身大に感じられる。
 
風喬さんと喬楽さんは、「七度狐」をリレー形式にて演じた。
喜六と清八が、煮売屋の親父さんに烏賊の木の芽和えをねだる場面から始まった。
二度目に騙されるあたりで、客席の照明が落とされた。
舞台の明かりも暗めにする演出で演じられた。
山寺を見つけて一くさりあってから舞台が暗転、風喬さんが退場。
尼寺の戸を叩く場面から喬楽さんに交代。
妙になよなよした庵主さんであった。
 
三喬さんは「矢橋船」。
わりと聴く機会のある、たまさんの「矢橋船」と少し違いがある。
 
中入りの後、生喬さんの「鰻谷の由来」。
登場人物が講談で耳にする名前だ。
 
遊喬さんは「芋俵」。
江戸版よりもお色気が少なめ。
こういう会では、それも良いか。
 
松喬さんの「三枚起請」。
聞きごたえがある。
流石だ。
 

  • 笑福亭喬若    「動物園」
  • 笑福亭右喬    「代脈」
  • 笑福亭風喬    「七度狐」
  • 笑福亭喬楽    「七度狐」
  • 笑福亭三喬    「矢橋船」
  • 笑福亭生喬    「鰻谷の由来」
  • 笑福亭遊喬    「芋俵」
  • 笑福亭松喬    三枚起請