『五日のあやめ』

天神さんの猫

 
桂あやめ落語家25周年 五日のあやめ 一日三席相勤めます』に行く。
 
あやめさんの噺家生活二十五周年を記念した、五日間の落語会。
本日は中日、三日目。
本当は連日行きたかったのだけれど、他の会の予約などで断念。
一日だけ鑑賞。
 
未練があったので、昨日、太融寺の後に繁昌亭に寄ってみた。
会が終わったあとに到着。
三々五々、繁昌亭を後にする人々を眺める。
顔見知りの方に会釈などして、余韻に浸る。
お帰りになる昇太さんを見たりする。
 
本日は、ちょっと早めに到着。
天神さん境内の猫に相手してもらったりして時間を過ごしてから、会場を待つ列に並ぶ。
 
最初に登場したのは三四郎さん。
毎日日替わりで、あやめさんが選んだイケメンが前座を務めるのが企画の一つ。
 
あやめさんの一席目は「営業一課の高田くん」。
二十年前に作られたという噺。
細部が現代的に調整されている。
 
本日のゲストの神田山陽さん。
お客さんにアンケート、新作が良いか古典の方が良いのかと。
やや、新作を推す拍手の方が多かった。
まずは「鼠小僧外伝 鼠小僧とサンタクロース」。
導入部で時代物と思わせ、意外な人物(サンタクロース)の出現で客席の意表を衝く。
古典の支持も多かったので「安兵衛駆け付け」も。
新作を演じた分、持ち時間の残りが少なかったので、エッセンス程度で終える。
 
あやめさんの二席目は「サカイで一つだけの花」。
独特なパフォーマンス。
ご自身を織り込んでいるので、このような会には丁度良いか。
 
中入りの後「OH!舞妓(マイガール)」。
あやめ襲名の頃の作品。
なんだか実際にありそうな噺だ。