『雀三郎みなみ亭』

 
『第6次雀三郎みなみ亭 〜雀三郎・雀喜 二人会〜』に行く。
 
トリイホールでの雀三郎さんの会。
前回は雀五郎さんをしごく会であった。
今回は雀喜さんとの二人会だ。
 
まずは雀太さんの「蛇含草」。
端からお顔が赤い。汗も結構流れる。
夏の噺なので合致しているのだけれど、そもそものその状態の理由は?
 
雀喜さんの一席目は「遊山船」。
師匠直伝の、振り袖に豆の件は楽しい。
登場人物がなんとなく、淡泊な感じだ。
 
雀三郎さんの一席目は「皿屋敷」。
親っさんの口の悪さが強調されている。洞察力のある親っさんだけに、口調と頭とのギャップが面白い。
客ズレして臭くなったお菊さんの様子が、コテコテに臭い。
 
雀喜さんの二席目は「花筏」。
提灯屋の徳さんの軽くて調子に乗りやすさが目立って伝わってくる。
 
雀三郎さんの二席目は「らくだ」。
それぞれの面々に弱い立場の紙屑屋さん、それだけに酔いが進むにつれ気が強くなっていく様が爽快に思える。
紙屑屋さんの箸使いの変化が丁寧なので、気持ちよい。