『染丸ワイワイ一座』
『第4回 染丸ワイワイ一座 〜艶笑噺大会〜』に行く。
結構早くから列が出来ていた。
昨日や一昨日とは、何となく客層が違う部分もあったりして。
整理券を手にしたので、開場時間までの間、繁昌亭の隣の天満茶寮に寄ってみた。
昨日、『ラクゴレンジャー』の開場待ちで並んでいたところ、お店の方にサービスの冷たい飲み物を配って頂いた。
恩を受けて返すこと知らなんだら人間も一緒なので、日を改めた今日、天満茶寮に伺うことにした。
今回、『艶笑噺大会』と銘打たれているが、オフィシャルな会なので艶笑落語そのものではなく、他の会でも普通に演じられるそっち系の噺が選ばれていた。
卯三郎さんは「阿弥陀池」。
落とし話を仕込んだ男が、「東の辻の米屋のおやっさんが・・・」と「おやっさん」を入れて知り合いの家に駆け込んだので、次の家ではどうするのかと心配してしまった。
二軒目では「おやっさん」が無かったので一安心。
米平さんは「お玉牛」。
もう一つ米平さんらしくないような感がする演目。
続いては染丸さんの落語高座。
艶笑噺とはどのようなものかや、艶笑小咄なども話された。
染丸さんが落語指導に当たられているドラマ「ちりとてちん」の俳優さんが会場に来られているのを紹介された。
あれは青木崇高さんであろうか、よく見えなかったけれど。
その後、尼さんの仮装で踊りを披露。
後で教わったが、この踊りも表現がマイルドに抑えられていたとか。
実際のお座敷では、どんな感じなのだろう。
日本酒の箱で作られたお墓には「玲頑喜貞信士」(だったと思います。違ってたら教えてくださいね)と書かれていた。
他の資料では「霊巖貴鄭信士」との表記もあるけれど、書き様は幾つかあるのだろうか。
春若さんは「有馬小便」。
春團治師匠に教わったとまくらで話された。
当の春團治師匠は自分のニンにあわないからと、殆ど高座でかけておられないそうだ。
中入りの後、姉様キングスのステージ。
ネタのきつさではこの会で一番かも。
染丸さんは「辻占茶屋」。
娼妓に騙されている男の様子が、あっけらかんとした描き方なので、不快感が生じない。
流石だ。