『染二プラスONE』

お花

 
『染二プラスONE 〜胸かります2 雀三郎一門VS染二一門〜』に行く。
 
染二さんと雀三郎さん、同じ落研出身という関係のお二人の両一門による落語会。
四月にこの会を企画された染二さんの心配は、この日までに央二さんが辞めていないか、であったそうな。
 
央二さんは「牛ほめ」。
今回がネタおろしだそうだ。
最初に自己紹介、央二の下にビーフを付けないでくださいとのギャグ。
今日の演目が「牛ほめ」だけに、妙にネタにマッチ。
 
染二さんの一席目は「八五郎坊主」。
先に予定されていた「替り目」から変更。
直接登場しない智円さんの様子がありありと伝わってくる。
可笑しい。
 
雀三郎さんは「饅頭怖い」。
皆でもって、好きなもの怖いものを言い合う場面が可笑しい。
とぼけた感じがとても良い。
 
仲入りの後、雀五郎さんの「青菜」。
受け売りを再現しようとする、植木屋さんとお咲さん、大工のたけさんの遣り取りの場面が面白い。
今日は雀五郎さんのご両親が来られていた。
お二方は二階席で観覧されていた。
 
染二さんの二席目は「貧乏神」。
自身の境遇にめげない男と貧乏神の奇妙な連帯感。
ペーソスの効いた噺だ。
染二さんの色が佳い形で出ていると思う