『雀さんフェスタin精華』

 
『第2回 雀さんフェスタin精華 (千秋楽) 〜たっぷり雀三郎〜』に行く。
 
最初は小佐田先生と雀喜さんによる上方落語のレクチャーコーナー。
去年に続いての企画。
前回は見台や膝隠しなどの名称の紹介や、扇子や手拭いの所作の実演であった。
今回は、上下を振る理屈から、歩きや走りの所作による表現などを小佐田先生の解説、雀喜さんによる実演にての講座となった。
他にハメモノの例として「皿屋敷」の一部なんかも抜粋にて。
 
雀三郎さんの一席目は「ちしゃ医者」。
医者の先生と弟子の間柄の暖かさを感じる。
 
千朝さんは「佐々木裁き」。
子供の表現に、千朝さんの人柄の良さが滲み出るよう。
 
雀三郎さんの二席目は「船弁慶」。
喜六とお松さんの、普段の仲の良さが垣間見られる表現が好きだ。
 
仲入りを挟んで「替り目」。
こちらも夫婦仲の絶妙さを味わう。
 
今回は人間関係の妙を楽しめる噺が集まったようだ。