『まっくらくご』

 
『まっくらくご 第2回公演 〜林家花丸の会〜』に行く。
 
夜の部にも足を運ぶ。
 
まずは同じく、実行委員の吉川さんのご挨拶。
 
小二三さんが登場。
衣擦れの音の感じだと、着物姿のようだ。
演題は怪談の「お紺殺し」。
周囲が真っ暗だと余計に怖い。
 
続いては南半球さんの「角屋船の由来」。
とにかく頭に映像を浮かべるようにして鑑賞。
袴の音がする。ひょっとして...。
 
トリの花丸さんは「時うどん」。
花丸さんも会場内を移動。
前だけでなく、会場の右サイド前後も動き回っているようだ。
うどんをすするあたり、なんか音が違う。
どうやら実物を食べているらしい。
そういえば出汁の良い匂いもなんとなく漂ってくる。
逆に、食べながらも噺ができるものだと感心する。
 
噺が終わって照明が明るくされる。
花丸さんの出で立ちは、タンクトップに短パン、肩から虫かごを掛け捕虫網まで手にしている。
昆虫採集をしている子供、といった扮装。
虫かごと捕虫網は、会場が明るくなる直前にスタッフから手渡されたものだそうだ。
 
花丸さんの噺の最中、想像したていたのは着物姿であった。
うどんといえば、第二部の会が始まった時から高座に置かれてあったそうだ。
お盆に置かれ、蓋もしてあったそうだ。こぼさないよう、臭わないようにとの工夫だ。
 
普段の意識を逆手に取った演出、大変興味深い。
 
今回も、南半球さんの袴の腰板にはジオンの紋章があった。
やっぱり。
 
こちらもアンケートを提出し、缶バッジを頂戴した。
 

  • 旭堂小二三    「お紺殺し」
  • 旭堂南半球    「角屋船の由来」
  • 林家花丸      「時うどん」