『新世紀落語の会』
『第33回 新世紀落語の会』に行く。
今回は指定席制、事前にチケットを手に入れたのでゆっくりと繁昌亭へ向かう。
八周年記念の会、ゲストに昇太さんを迎えて開かれた。
開演の少し前、幕が開き何故かざこばさんが登場。
少々聞こし召されているようだ。
なんやかや話されているうち、舞台の袖の方で誰かが携帯電話でざこばさんの写真を撮っている様子が見て取れた。
松尾さんであった。
で、二人でなんとなくトーク。
吉朝さんの話などが出る。
対談は終わり、一旦幕が降ろされ仕切り直し。
しん吉さんは「長尾さん」。
スーツで登場。
「長尾さん」も、しん吉さんの噺として定着した感がある。
続いては蝶六さんの「娘の結婚」。
舞台へは先に安部さんが。
次に蝶六さんが登場。
スナックでの場面で演奏されるギターが贅沢。
昇太さんは「人生が二度あれば」。
妙な切なさがほろ苦く、かつ笑える。
ざこばさんに、今日はざこばさんの家に泊まれと言われたそうだ。
颱風で鉄道も止まっている。
昇太さんの運命や如何に?
福楽さんは「ベース漫談」。
ご自分の境遇というか経験を交えての漫談。
色々"引く"ネタで高座を勤められた。
まくらで、昇太さんが楽屋にもどった頃には、ざこばさんはもう既に帰られたと報告。
昇太さんは宿の確保を始めたとの事。
楽屋の嵐は無事に去ったようだ。
トリは雀松さんの「マキシム・ド・ゼンザイ」。
何時聴いても、口の中が甘くなるように感じられる。
落語を聴いてうどんなどを食べたくなるというが、逆にお腹が一杯になる。
これも芸の極致。
今回、客席は満杯。
補助席も沢山出されていた。
次回は十二月十一日(火)。
小春團治さん、九雀さん、遊方さん、他が出演されるようだ。