『桂米二MINAMI出張所』

 
『第15回 桂米二MINAMI出張所』に行く。
 
ワッハ上方へ向かう。
今日は五階でも、文我さんの落語会。
 
吉の丞さんは「桃太郎」。
昔の子供は御しやすかったけれど・・・、からの場面転換。
台詞の残響で、回想シーンからの転換を表現。
漫画的だが、これはこれで上手い。
まくらで雀喜さんのエピソード。
雀喜さんが、米朝師匠に名前を覚えてもらえない話。
 
米二さんの一席目は「遊山船」。
喜六のおとぼけ感が、米二さんによって増強されている。
愛すべき人物像に仕上がっている。
米二さんのまくらでも雀喜さんが登場。
米朝師匠だけでなく、師匠の奥さんからも「あんた誰?」と言われた雀喜さん。
ざこばさんからも「お前、雀五郎やな」と、間違えられていたそうだ。
輪を掛けて残念な話。
がんばれ、雀喜さん。
 
出丸さんは「たいこ腹」。
人物の描き分けにもう一工夫欲しいところ。
同じ台詞を同じような調子で話されると、ちょっと戸惑ってしまう。
他はそんなに悪くなかったので。
本題の前に、明日に控えたご自分の落語会を宣伝。
来てくれるという人を挙手にて尋ねる、後日の証拠(?)に高座から写真を撮る。
開場前にも、開場待ちのお客さんの様子を撮影しておられた。
 
米二さんの二席目は「代書」。
客が都合四人来る、長尺版であった。
 
落語の後は抽選会。
商品は、メロンと葡萄であった。