『まるまる出丸の会』

まるまる出丸の会

 
『第97回 まるまる出丸の会』に行く。
 
東梅田教会へ向かう途中、繁昌亭に寄ってみる。
今日の夜席は『鶴瓶一門会』だ。
天神さんの境内の中までずっと長い列が出来ていた。
 
『まるまる出丸の会』、まずはそうばさん。
先に配られたチラシにはそうばさんのお名前は無かった。
前回、会のお手伝いに来られていたそうばさん。
三ヶ月ほど落語の出番が無かったとの事で、ならばと出演依頼。
そうばさんは「鉄砲勇助」。
噺は猪退治のあたりまで。
 
さん都さんは「二人ぐせ」。
テンポが良い。トントントンといく感じ。
まくらは昨日の繁昌亭『呂鶴・呂竹親子会』での話。
楽屋で、春團治師匠とさん都さんの二人っきりになった際のエピソード。
師匠の着替えを手伝ったり、お見送りをしたときのあれやこれや。
 
出丸さんの一席目は「天王寺詣り」。
細部が怪しい。
それも笑いにするのだけれど。
まくらでの話。
上方落語協会から出丸さんに電話がかかってきたそうだ。
繁昌亭の『鶴瓶一門会』が満員なので入場できなかったお客さんの、出丸さんの落語会への紹介の可否と混雑状況を尋ねる内容。
繁昌亭から東梅田教会はわりと近いし、開演時間も『まるまる出丸の会』の方が三十分ほど遅いからの措置か。
出丸さんが、来場のお客さんに高座から尋ねたところ、そういうお客さんはいなかったようだ。
なんか失礼な気がする。
 
遊喬さんは「禁酒関所」。
禁酒関所が出来た経緯は端折り目。
番小屋の役人が次第に酔っていく様子が良い。
 
出丸さんの二席目は「へっつい幽霊」。
若旦那の作次郎と、幽霊の空っ欠の八蔵、いかにもそれらしい。
 
最後に抽選会。
今日の一番人気は、米朝事務所制作のプロフィール冊子(非売品)であった。