『つくしんぼ落語会』
『第29回 つくしんぼ落語会』に行く。
今回も盛況。
『つくしんぼ落語会』に来られるは初めての御様子の方もかなり居られたようだ。
雀五郎さんは「みかん屋」。
微妙なためや繰り返しのテンポが可笑しさを増している。
つく枝さんの一席目は「後家馬子」。
2代目林家菊丸の作とされる「後家馬子」、最近は高座にかかりにくい噺だ。
つく枝さんも完全には慣れていないようで、登場人物の名前が一部怪しいところもあった。
概ね良し。
まくらで、蒲生四丁目のカレー屋さん「いづみ」の話がでる。
以前行ったことがあるような気がする。
メニューの形が変わっていた。船かなんかの立体だったような。
今度、行ってみようか。味が思い出せないので。
福矢さんは「お玉牛」。
細部の工夫も楽しい、福矢さんの「お玉牛」。
まくらで、久しぶりに「えびす顔の悪魔」のフレーズを聞く。
つく枝さんのちょっと恥ずかしいエピソードを幾つか披露。
その後にご自分のかっこわるい失恋話を話してバランス(?)をとった。
つく枝さんの二席目は「高津の富」。
一文無しの男、つく枝さんが演じると何処か福々しい人物に映る。
逆に噺の中の、ほら話が説得力を持つようにも感じられる。
- 桂雀五郎 「みかん屋」
- 桂つく枝 「後家馬子」
- 桂福矢 「お玉牛」
- 桂つく枝 「高津の富」