『第2回雀三郎十八番』

TORII HALL

 
『第六次雀三郎みなみ亭 第2回雀三郎十八番 四日目』に行く。
 
後半戦。
 
まずは雀太さんの「延陽伯」。
噺はやもめの妄想部分まで。
夫婦になったらどうなるかを想像している内に、外で騒ぐだけでなく着物も脱いでしまっている描写が笑いを増す。
 
雀三郎さんの一席目。
「貧乏花見」だが、袴姿で登場された雀三郎さん。
先日収録したDVD用の写真を本日、この場で撮影するためだそうだ。
愛宕山」の一節を何カ所か舞台上で実演。
写真用に、表情や所作はやや大げさ目に演じる。
その際、自作の袴板を披露。
見た目からの予想通り、針金ハンガーで制作されたとの事。
一通り撮影が済み、その場で袴だけを脱ぐ。
今度は「胴乱の幸助」用。
同じく「胴乱の幸助」の一齣を演じて撮影。
 
仁智さんは「鶴カントリークラブ亀コース」。
お婆さんものの噺は可笑しすぎる。
出てきただけでこれからの展開を期待してしまう。
 
雀三郎さんの二席目は「崇徳院」。
無音になる演出と、それに続く言葉にならない台詞が可笑しい。
 
三席目は「天狗裁き」。
雀三郎さんが演じる天狗は人外ながらもどこか可愛さがある。