『第2回雀三郎十八番』

通し券・表

 
『第六次雀三郎みなみ亭 第2回雀三郎十八番 五日目』に行く。
 
雀五郎さんは「手水廻し」。
お寺に「ちょうず」を尋ねて帰った場面と、大坂の宿屋へ「ちょうず」を体験に行った場面。
台詞でいきなり場面転換、地噺無しでのスピーディーな演出。
 
雀三郎さんの一席目は「八五郎坊主」。
がさつで抜けているが、それでもどこか愛らしい主人公。
 
雀々さんは「がまの油」。
がまの油売りのお侍、酔ってからのグダグダぶりが大変可笑しい。
 
雀三郎さんの二席目は「植木屋娘」。
娘達を二人っきりに仕向けて、自分の家を外から覗く植木屋の親父さん。
中が気になりつつ、外を行き交う人々に愛想する。
師匠譲りの演出が楽しい。
 
三席目は「仔猫」。
展開が速い。
お鍋と番頭さんの遣り取りの場面、思わず緊張してしまう。