『若手精鋭落語会〜末は国宝か廃業か〜』
『第3回 若手精鋭落語会〜末は国宝か廃業か〜』に行く。
『末は国宝か廃業か』も三回目。
繁昌亭に来てみると、顔出し看板が二つになっていた。
どちらも春團治(初代)なのだけれど。
違いは、旧作は地面が石畳で背景は無し、新作は背景が天神さんで地面は地べた。
こういうのは「初代」「二代目」と表現した方がいいような気がするが、逆にややこしいので、「旧作」「新作」としてみた。
まずは団姫さん。
小咄を二つほど披露。
「鉄砲勇助」は露の派の演出。
猪にまたがって尻尾を身体に巻き付ける部分はなく、いきなり胸ぐらと股ぐらを掴んで持ち上げる型。
三四郎さんは「喧嘩長屋」。
もう少しこなれていない感がある。
それとも緊張されていたのか。
石松さんは「平の陰」。
まくらの構成がバラバラ。
話題があちこちに飛び、まとまっていない。
さん都さんは「池田の猪買い」。
通りがかりの人に道順を尋ねる場面、ちょっと噛んでしまう。
今あんたが言ぅた通ぉりに、...行けるかな?
他は概ね良し。
仲入りの後、呂竹さん。
つく枝さんの型もそうだけれど、賽子の目の裏表、七と「ゼロ」は微妙になじめない。
トリは猿笑さん。
第二回に続いて「たがや」。