『柳家三三・桂吉弥 ふたり会』

 
柳家三三桂吉弥 ふたり会』に行く。
 
割と早めにチケットが完売していたようだ。
 
まずは吉の丞さん。
お客を上手に掴む。
 
吉弥さんは「ちりとてちん」。
発表されていた演目は「持参金」だったが、「ちりとてちん」に変更。
くねくれと動く、知ったかぶりの竹さんの動作が妙に可笑しい。
 
三三さんは「不孝者」。
「茶屋迎い」から、ミイラ取りがミイラになるあたりを抜いて、親旦那さんと芸妓さんの恋情場面を詳らかに描いた感じの型。
情感表現が細かで良い。
 
仲入りの後、三三さんの二席目「釜どろ」。
短め。
豆腐屋夫婦の遣り取りが楽しい。
 
吉弥さんの二席目は「くっしゃみ講釈」。
次々と襲い来るくっしゃみに耐える後藤一山の様子、減り張りが効いている。