『桂文我上方落語選』
『桂文我上方落語選 大阪編』に行く。
太融寺での文我さんの会。
まん我さんは「東の旅」より「煮売屋」。
どことなく緊張した感じが受けられる。
宗助さんは「禍は下」。
丁稚の定吉の愛らしさが良い。
文我さんの一席目は「君不知鶴隠羽」。
人情噺。
三代目桂文枝が演じていたという噺。
「君不知」は鳥の羽の部位の名前(多分)でもある。
文学的なタイトルやね。
仲入りの後、落語ゼミナールと題したコーナー。
落語や講談など演芸を速記した雑誌「百千鳥」。
五代目笑福亭松鶴の著した「上方はなし」(第四十九集)。
二世曽呂利新左衛門の絵姿の掛け軸。
月亭文都の肖像の掛け軸。
桂米朝(何代目かは不明)とされる、噺家の絵像の掛け軸。
文我さんのコレクションを宗助さんと対談しながら披露。
「百千鳥」と「上方はなし」は、客席にも回覧された。
文我さんの二席目は「癪の合薬」。
予め演題は決まっていなかったのだけれど、終了予定時間までの残り時間から、その場で選択。