『たまのフレンドリー寄席α』

たまのフレンドリー寄席α

 
『たまのフレンドリー寄席α』に行く。
 
わりと早めの時間から、開場待ちの方が詰め掛けておられた。
 
二番太鼓が長めに流れる。
「長崎さわぎ」の後「石段」。
何故、お囃子が潤沢なのかと不思議に思った。
以前は「お囃子」をフィーチャーした回もあったけれど、今日はそんな特集でもないようだし。
たまさんのまくらで、疑問は氷解。
舞台に出る支度が遅れたためだとの事。
開演時間直前に時間に気付き、ヒゲをそり始めてお着替え、その時間稼ぎであったようだ。
 
たまさんの一席目は「住吉駕籠」。
終盤の設定は三喬さんから、オチは小染さんからもらいました、との情報が番組表に書き込まれてあった。
最近で言うと「ちりとてちん」と共通するような、えぐい表現もタップリ。
 
続いての登場は都さん。
本日の出演メンバーでの香盤的には相応しくない二番目の出番。
というのも、この後、子供さんの結婚式に出なければならないからだそうだ。
出で立ちも、黒の留め袖という正装であった。
今日の「都噺」のオチは、たまさんのアドバイスによるものだとか。
 
たまさんの二席目は「蛸芝居」。
大熱演。
芝居好きなお店の面々の芝居は、ややくさめに演じる。
蛸の仕種がダイナミック。
旦那と蛸の立ち回りがアクション場面多目で楽しい。
 
仲入りの後、まん我さん。
演目は「しじみ売り」。
これまでの三席とは違う趣の噺でお客さんを引きつける。
 
たまさんの三席目は「胎児」。
アクロバティックな仕種での展開が可笑しい。
たまさんは無理な姿勢で苦しそうであったが。
 

  • 笑福亭たま    「住吉駕籠」
  • 露の都       「都噺」
  • 笑福亭たま    「蛸芝居」
  • 桂まん我      しじみ売り」
  • 笑福亭たま    「胎児」(作:たまよね)