『堺一条じょいふる亭』

じょいふる亭

 
『第75回 堺一条じょいふる亭』に行く。
 
久しぶりに堺東へ向かう。
 
開演前、スタッフの方が名ビラの入れ換え作業をされる。
演者の変更のため。
出演予定だったのは雀喜さん。
ダブル・ブッキングなどではなく、どうも依頼が通っていなかったようだ。
本日の予定を「ねたのたね」で見ていたら、京都の、雀三郎さんの会にも出番が書かれてあった雀喜さん。
さて、どちらに出演されるのだろうかと思っていたのだけれど、そういう事情であったか。
 
最初は吉の丞さん。
演目は「時うどん」。
一人バージョン。
うどんをすする場面で拍手が起きる。
汗たらたらの熱演だが、途中、冬の噺である事を強調し自身が汗をかいているのをギャグにする余裕も。
まくらで、この舞台にあがるのが感慨深いとおっしゃる。
堺市出身で、このあたりの風景が懐かしい事がその一つ。
また。生で落語を初めて見たのがこの会で、その吉朝さんの高座を観て落語家になると決めた事からだそうだ。
 
本日のピンチヒッターは歌之助さん。
演目は「佐々木裁き」。
四郎吉の利発さが目立つ。
桶屋がらみのオチまで。
 
雀松さんは「尻餅」。
最近よく聴く機会の増えた「尻餅」。
雀松さんのは長めなので嬉しい。
まくらでは、最近の食品問題に関しての洒落を幾つか。
 

  • 桂吉の丞     「時うどん」
  • 桂歌之助     「佐々木裁き」
  • 桂雀松       「尻餅」