『姉様キングス Xmas show』

本日の繁昌亭

 
姉様キングス Xmas show』に行く。
 
何故、この会に? と言っては失礼かもしれないが、大勢のお客さんが詰め掛けた。
それも、何人か、入場を断らねばならないほどの。
 
まずは、あやめさんと染雀さんによるご挨拶。
演し物として、「松づくし」ならぬ「樅づくし」。
「松づくし」の歌詞を、キリスト生誕の内容に替え歌。
染雀さんが踊る。
緑に塗り替えられた扇は、あやめさんの襲名の際に作った扇子なそうな。
踊りの最後に、電飾で輝くベツレヘムの星のかぶり物をつけたあやめさんが加わり、フィナーレ。
 
落語の部、一席目は染雀さんの「宗論」。
この日にこのネタを演じるというのも、趣向。
噺の中の賛美歌は、クリスマス仕様であった。
 
あやめさんは、自作の「営業一課の高田君」。
噺の中に、「クリスマスケーキ云々」のフレーズが登場する。
ここがポイントかも。
 
仲入りの後、今日の本番、歌謡ショーの部。
 
姉様キングスの出番。
朱の着物に緑の帯のあやめさん、緑色の着物に赤の帯の染雀さん。
クリスマスカラーの衣装。
お馴染みの、都々逸や阿呆陀羅経などを披露。
舞台から問うたアンケートでは、姉様キングスをご覧になるのは初めてのお客さんが半分以上であった。
 
続いてはおしどりさん。
お客さんからの針金細工のリクエストは「ソリに乗ったサンタクロース、トナカイ付き」という難しいもの。
美事に作り上げるケンさんに会場から大きな拍手。
えらくお客さんの反応がよい。
 
洋装に変わって、マダムアヤメビッチとミスジャクリーヌによる、シャンソンショー。
アコーディオン演奏は、おしどりのマコさん。
マダムアヤメビッチさんはボーカル。
ミスジャクリーヌさんはキーボード担当。
 
最初の曲は「エクスタシーいくよくるよ」。
その後、突如ゲストが登場。
フリーアナウンサー梅田淳さんと、OBCアナウンサーの原田年晴さん。
OBCラジオの『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』の、一コーナーとしての来演だ。
OBCのサイトを見てみると、『ラジオ・チャリティ・ミュージンクソン』の番組欄内に「梅淳・原田がイブの大阪を走り回る!関テレにも繁昌亭にも」とあった。
これがそうだったのか。
そういえば、お二人の話に山本浩之氏の名前が出ていた。
この様子は、ラジオで生放送されていたそうだ。
 
梅田・原田、両氏が退場され、二曲目「嘆きのボイン」。
月亭可朝さんの曲を、シャンソンにアレンジ。
 
三曲目は「カリンカ」。
ロシア民謡の「カリンカ」、2コーラス目からは替え歌で。
 
四曲目は「パルナスの歌」。
おしどりケンさん、林家市楼さん、桂三金さん、桂都んぼさんらがコーラスとして参加。
この後の『クリスマスファミリー劇場(仮)』に出演の三人さんもゲスト。
市楼さんは、「パルナスの歌」を御存じでないそうだ。
 
五曲目の「HAPPY Xmas (War is over)」。
歌詞は空耳と大阪弁アレンジ。
シャンソンショーの最初から、舞台の下手にマイクスタンドに取り付けられたフリップが置かれていた。
客席から見えないように、フリップは裏向けであった。
この曲が始まってから舞台にあがったサロメさんが、歌詞の空耳のあたりでフリップを操作。
フリップの紙面があまり大きくないので、内容ははっきりわからなかったのが残念。
 
五曲目がおわって、マダムアヤメビッチとミスジャクリーヌは退場。
おしどりケンさんがマコさんとともに短いコントを。
 
それぞれ、白と黒のドレスにお色直しされた、マダムアヤメビッチとミスジャクリーヌが再び登場。
曲は「いんじゃもんdeコマンタレブー」。
会場のお客さんも参加するように促され、一緒に歌う。
 
盛況の中、歌謡ショーはお開きに。
 
繁昌亭の入り口には、OBCラジオの『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』のスタッフの方々のお姿と、募金箱も置かれていた。
 

  • あやめ 染雀                   ご挨拶
  • 林家染雀                     「宗論」
  • 桂あやめ                     「営業一課の高田君」
  • 姉様キングス                   「音曲漫才」
  • おしどり                      「音曲漫才」
  • マダムアヤメビッチ&ミスジャクリーヌ   シャンソンショー」

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