『まるまる出丸の会』

まるまる出丸の会パンフ

 
『第100回 まるまる出丸の会』に行く。
 
お客さんは百名弱ほど。
 
開演は七時だが、その十分以上前から笛と太鼓の音が流れ出す。
本日、飛び入りで、さん都さんが高座にあがる事になったので。
 
とま都さんは「煮売屋」。
稽古元の都んぼさんの色が強く感じられる。
まだまだ初々しい。
 
雀五郎さんは「看板の一」。
雀三郎師匠宅での厳しい(?)弟子修行話をまくらに。
親っさんの表情をも真似る、男の様子が秀逸。
 
出丸さんの一席目は「ふぐ鍋」。
『まるまる出丸の会』が百回を迎えたということで、これまでの、会の歩みを話された。
時事ネタを織り込んだ部分がとても可笑しい。
 
都丸さんは「読書の時間」。
大学で非常勤講師を務める都丸さん。
講義の際のエピソードをまくらに、「読書の時間」へ。
実体験が反映されたか、リアルさがある。
 
出丸さんの二席目は「たちぎれ線香」。
高座の上から恒例の写真撮影。
噺は淡々とした感じ。
 

  • 桂とま都      「煮売屋」
  • 桂雀五郎      「看板の一」
  • 桂出丸       「ふぐ鍋」
  • 桂都丸       「読書の時間」(作:桂三枝)
  • 桂出丸       「たちぎれ線香」