『京の噺家桂米二でございます@繁昌亭』

繁昌亭

 
『第3回 京の噺家桂米二でございます@繁昌亭』に行く。
 
米二さんの繁昌亭にての落語会。
補助席や立ち見も出る程の入り。
開場時、米二さん自ら入り口でお出迎えをされていた。
 
二乗さんは「煮売屋」。
とあるところで売っていた名産品の話をまくらに。
なぶっている方がなぶられる、攻守交代の様は何時聴いても楽しい。
 
米二さんの一席目は「牛ほめ」。
米二さんが演じると、主人公がただのアホでなく、すっとぼけたアホになる。
 
続けて二席目は「けんげしゃ茶屋」。
一旦引っ込んでから再び舞台へ。
下ネタの小咄、気体・液体・固体と三つほど演じてから本題へ。
旦那さんの、飄々としていながら無茶をする意外性のあるキャラクターが面白い。
 
仲入りの後は都丸さん。
小佐田先生作の「時の氏神」。
けんかっ早い男より、その周囲の人間の描き分けが際立つ。
 
米二さんの三席目は「寝床」。
ディテールが細かい。
飛竜頭の製法やら、丁稚の処遇など、他ではまず聴けない箇所も。
堪能した。
 
最後に恒例の抽選会。
干し柿や苺、御菓子などが賞品に。
賞品を配る役目は、二乗さん、さん都さん、とま都さん。
都丸さんもお手伝いに出てこられた。