『じゃくったれ』

雀のおやど

 
『じゃくったれ 〜Vol.13〜』に行く。
 
雀太さんの会。
 
さん都さんは「二人ぐせ」。
東京落語界での事件を導入に、弟子修行の厳しい(?)エピソードをまくらに。
都丸師匠宅の飼い猫に嫌われてしまったという。
汗をかきかきの熱演。
将棋の計略場面が秀逸。
汗も相まって真に迫った感じに。
 
雀太さんの一席目は「時うどん」。
一風変わったシチュエーションでの落語会での話をまくらで。
一人の型と二人での型のいいとこ取りのような「時うどん」。
袖を引っ張る喜六を牽制する、清八の威嚇声が楽しい。
 
阿か枝さんは「竹の水仙」。
今日は落語版で聴く「竹の水仙」。
まくらは、小学生の皆さんの前で落語をされて、その小学生からの質問を受けた零れ話。
 
雀太さんの二席目は「崇徳院」。
師匠譲りのサイレントな演出が楽しい。
まくらは、三四郎さんとよく行くという直島でのお話。
なんでも、直島には崇徳上皇の後胤がいらっしゃるという。
直島の名士なのだが、変わった御方のようで。
次回の『じゃくったれ』では、完全版での直島のあれやこれやのお話があるそうだ。