『出没!ラクゴリラ』

 
『第73回 出没!ラクゴリラ』に行く。
 
本日は普段より少なめの客入り。
 
三四郎さんは「犬の目」。
くりぬいた目玉を、手で患者の方へ向ける仕種。
もう一つ所作が多いことで、医者の剽軽さがより強調されるようだ。
目医者の名前が河村であった。
 
こごろうさんは「向う付け」。
本日、お客さんが少なかったのは、DM担当のこごろうさんが『ラクゴリラ』のお知らせを出し忘れた為かもしれないと仰有った。
「向う付け」で、帳場役を仰せつかった主人公の喜六が阿倍野の斎場へ向かう際、お茶っ葉とお茶菓子を手に持った仕種で歩く。
以前、ラジオの『まもなく夜明け米朝事務所です』で、こごろうさんが紅雀さんと話されていたのを思い出した。
斎場へと歩く喜六は、その間、携帯している筈のお茶の葉とお茶菓子はどこにあるつもりで演じるかという話題。
こごろうさんは、喜六が両手にそれぞれを持ったまま歩いているという解釈だ。
帳場に訪れた弔問客、無くなったご隠居さんが落語好きという設定で、ラクゴリラのメンバーがずらりと。
他の落語会のメンバーが登場するくすぐりも。
 
生喬さんは「吉野狐」。
東京と大阪の自分の落語会二つで、会場を抑える際にあったトラブル話をまくらで。
島三郎が木谷安兵衛に語る身の上話、時計尽くしの面白さ。
 
花丸さんは「夏の医者」。
医者がかなり呑気な性格。
 
つく枝さんは「貧乏花見」。
貧乏長屋の一行、花見道程の途中に脱落してしまう者が一名。
大変可笑しい。
 

  • 桂三四郎      「犬の目」
  • 桂こごろう     「向う付け」
  • 笑福亭生喬    「吉野狐」
  • 林家花丸      「夏の医者」
  • 桂つく枝       「貧乏花見」