『今川寄席』
『今川寄席』に行く。
市楼さんの会。
まずは生寿さん。
演目は「花色木綿」。
きっちりしている。
まくらは無し。
というより、師匠から今は未だまくらはふってはいけない、まくらをふったら破門、と言われているそうだ。
楽屋でそういう話が出たと、市楼さんが仰有っていた。
市楼さんの一席目は「道具屋」。
パッチではなく溲瓶。
金魚すくいをいじる場面が楽しい。
ゲストは文華さん。
「近日息子」ばりの言い間違いをする知り合いのエピソードをまくらに。
噺に入って、羽織を脱ぎかけるが紐を結び直して本題へ。
演目は「短命」であった。
市楼さんの二席目は「軽業」。
ハメモノをふんだんに織り込んだ噺。
以前のこの会でかけたかったが、遠慮していたとの事。
なんでも、『今川寄席』が開かれている会館の、上の階の二階では英語教室も開催されていて、そこから太鼓などの鳴り物がうるさいと苦情があったそう。
この時間なら英語教室も終わっているだろうからと、このネタを選択。
怒鳴り込みがあるかと微妙な期待、「軽業講釈」を地で行く感じで。
- 笑福亭生寿 「花色木綿」
- 林家市楼 「道具屋」
- 桂文華 「短命」
- 林家市楼 「軽業」