『麓鳴舘寄席』

『第二回 麓鳴舘寄席』

 
『第二回 麓鳴舘寄席』に行く。
 
心斎橋にある、趣のある喫茶店麓鳴舘で開催される落語会。
メインはさん都さんだ。
 
最初は喬介さん。
五月一杯で年季が明けたそうだ。
五月の末に繁昌亭でおこなわれた『笑福亭松喬一門会』。喬介さんも出番であった。
その打ち上げの会で、喬介さんの年季明けの祝いもかねてする予定であった。
師匠と大師匠もそのつもりであったのだが、喬介さんには仄めかしもなかったようで...。
一門会が終わって、喬介さんは帰ってしまったそう。
家に帰って、お母さんから年季明けを聞いたそう。
そういうことは、師匠から直に聞きたかったようだが...。
演目は「阿弥陀池」。
まだ少々荒い感じ。
噛みがちであった。
 
さん都さんの一席目は「池田の猪買い」。
ネタおろしするつもりだったが間に合わなかったそうだ。
高座にあがって、懐から紙をとりだす。
まくらで話すつもりのネタのメモだ。
前回、アレも言おうコレも言おうと思っていたが、全部は言えなかったとの事。
それで、今回はメモを仕立てたそうだ。
それでなくとも汗っかきのさん都さん、汗まみれで「池田の猪買い」を熱演。
 
仲入りの後、二席目。
まくらで飛び出した、なにか気になる話も途中まで、続きは七月のさん都さんの会で話すつもりだそう。
演目は「強情灸」。
熱〜いお灸を我慢する場面、じっくり目に演じる。
 
会が終わって、希望者はそのまま打ち上げ会に。
心惹かれるも、後があるので会場を後にした。