『平成創作落語の会』

ABCラジオの車

 
『第73回 平成創作落語の会』に行く。
 
新作落語の会。
盛況。補助椅子がかなり出されていた。
繁昌亭の向かいにある駐車場に、ABCラジオの自動車が止められていた。
中に入ると、舞台の両脇にマイクが置かれていた。
どなたかの高座を録音されるのだろうか。
 
最初は鉄瓶さん。
弟子入りのころの話、失敗談などをまくらで。
演目は「テープレコーダー」。
噺の中に、ローカルなスーパーマーケットの店名が出てくる。
私は知らないのでピンとこなかったのだが、お客さんのなかに店名に反応されている人がおられた。
そこを御存じの方なのだろう。
 
たまさんは「ナオミの夢」。
最初にショート落語を披露。
時事ネタの新しい作品も幾つか。
 
仁智さんは「恐怖の民宿百物語」。
客席の照明が暗くなった。演出が怪談仕立て。
百物語の場面では、舞台も暗くなり、蝋燭状の暗い電灯で雰囲気を醸し出す。
仁智さんテイストのギャグ満載のネタ。
 
遊方さんは「戦え!サンダーマン」。
お客さん参加部分もあるネタ。
たまさんのショート落語のジングル(?)も取り入れてギャグに。
 
福笑さんは「脂肪遊戯」。
かなりグロテスクな表現が連続するのだけれど、それでも、最初発表された当初よりマイルド目になっているそう。
 

  • 笑福亭鉄瓶      「テープレコーダー」
  • 笑福亭たま       「ナオミの夢」
  • 笑福亭仁智      「恐怖の民宿百物語」
  • 月亭遊方        「戦え!サンダーマン」
  • 笑福亭福笑      「脂肪遊戯」