『桂吉弥の新お仕事です。』

『桂吉弥の新お仕事です。』

 
桂吉弥の新お仕事です。in繁昌亭』に行く。
 
本日は吉弥さんの落語会に。
前売チケットを買うために、会場よりも早めに繁昌亭の窓口へ。
若干販売される、当日券を求めるお客さんが何人か並んでおられた。
 
繁昌亭に入ると、一階後部にはカメラとカメラクルー。客席前方下手には客席を向いたマイクが置かれていた。
また、吉弥さんの舞台の収録だろうか。
 
最初は吉の丞さん。
演目は「軽業」。
微妙に緊張されている。
が、口調はしっかり。
もぎとり部分を一つばかり端折って、ほんの少し短めに演じておられた。
 
しん吉さんは「住吉駕籠」
酔っぱらいの件まで。
まくらで、ご自身が鉄道ファンであることで増えたお仕事の話題。
テレビ出演(『戦う!らくご家超特急2』)や落語会(『「鉄」の世界 梅團治・しん吉二人会』)、そして、某所での鉄道に関する集まりでの落語のお話。
最後の分は、失敗ったかも、ということだけれど。
 
しん吉さんの高座が終わって、吉の丞さんが名びらをめくる。
それを見た客席からどよめきが。
そこには「桂ざこば」の名前が。
なるほど、そういえば米朝事務所のマネージャーさんの顔ぶれや、そうばさんがお手伝いに来られていたのはそういう訳であったか。
 
去年の12月に放送されたドラマ『子ほめ』がDVD化される。
ドラマとセットにするための落語を今回収録するとのこと。
その事を説明して、一旦ざこばさんは楽屋へ戻られた。
 
ざこばさんは改めて舞台へ登場。
『子ほめ』を演じた。
いわゆる前座噺なので、今、ざこばさんで聴くことが出来るというのも珍しい。
 
お次は吉弥さん。
ざこばさんが出ることは、吉弥さんには十日ほど前にオファーがあったという。
演目は「蛇含草」。
所作に深みが増している。
 
仲入りを挟んで吉弥さんの二席目。
演目は「三十石」。
たっぷりと熱演された。
堪能した。
 
会が終わり外へ出ると、着物からTシャツ姿に変わった吉弥さんがお見送り。
人が大勢集まって、撮影会およびサイン会状態に。
しばらく続いたようだ。