『柳亭市馬独演会』

 
柳亭市馬独演会』に行く。
 
トリイホールでの市馬さんも恒例か。
 
最初は市丸さん。
演目は「転失気」。
中盤以降勢いが落ちたような感じ。
まだまだ堅い。
 
市馬さんの一席目は「目黒のさんま」。
有名だが、逆にあまり聴く機会がない噺。
 
ゲストは雀三郎さん。
高座返し役の市丸さんが、見台や膝隠しを舞台へ。
演者の左側に置かれる筈の小拍子を右側に置いてしまい、楽屋の方から置き直すように言われ、もう一度舞台に戻る市丸さんであった。
上方落語らしい噺ということで「天王寺詣り」を。
 
中入りの後、市馬さんの二席目。
めくりが「中入り」のままであった。
おや?
客席にも、やってしまったのでは?との空気が漂う。
 
落語の後、市馬さんの歌。
一曲目は『会いてえなぁ ふる里に』。
歌い始めた市馬さんの歌声に、客席から「上手い」と思わず声がもれた。
 
マイクスタンド設置の手順も間違えた市丸さん。
市馬さんに呼ばれた市丸さん、それやこれやも含めて舞台の上から謝ることに。
二曲目に『元禄名槍譜 俵星玄蕃』。