『桂歌之助独演会』

 
桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい その2「子を思う親の心は様々」』に行く。
 
月一回繁昌亭にて開催の歌之助さんの独演会、今日は二回目。
座席は前売り分で完売。当日券は補助椅子にて販売。
 
最初は雀五郎さん。
演目は「みかん屋」。
全部でなんぼや?、の遣り取りかなり受ける。
 
歌之助さんの一席目は「宗論」。
妙なかぶれ方をした若旦那の、口調とポーズが可笑しい。
まくらでは、久しぶりに聴くドラえもんネタ。
繁昌亭の高座でも、懐から取り出された『ドラえもん』のコミックスに笑いが起こる。
 
前回と同じく、繁昌亭の舞台にテーブルやお茶のセットが置かれた。
楽屋風景のコント。
雀五郎さんは舞台の上手ギリギリの辺りで着物を畳む。
雀五郎さんの心の内の表れか?
歌之助さんが色々と話題を振るも、雀五郎さんの返答は極あっさりにたものであったり、はっきりしないものであったり。
はずまないこと、はずまないこと。
 
先のコントで着替えをすませた歌之助さんの二席目。
演目は「抜け雀」。
久しぶりにこのネタに当たった。
好きなネタ。
 
三席目は「崇徳院」。
熊五郎の「黙って歩いてたんや」の台詞の直後、客席から「イヤッ」との声。
素直な感想が口に出てしまったのだろうが・・・。
一瞬にして会場の空気が変化して、歌之助さんもしばらく多めに間を開け噺を続ける。
「それで知れたら、知れる方が不思議やないかいな」に「誰でもそう思うがな」と熊五郎の奥さんの台詞を追加するアレンジ。
そこらへんが力量。
 

  • 桂雀五郎       「みかん屋」
  • 桂歌之助       「宗論」
  • 歌之助 雀五郎    楽屋コント
  • 桂歌之助       「抜け雀」
  • 桂歌之助       崇徳院