『笑福亭たまの脱構築落語会』

動楽亭

 
『第1回 笑福亭たまの脱構築落語会』に行く。
 
新しく始まったたまさんの落語会。
会場は地下鉄動物園前近くの動楽亭。
入り口近くで待っていると、吉川さんや銀瓶さんが来られた。
銀瓶さんも、勝手がわからないようで、携帯電話にてたまさんに連絡し楽屋への行き方を確認。
 
最初に笑子さん。
もともと神戸出身の笑子さん、大阪に居を構えて一月になるそう。
大阪には山が無いので、地理の感覚がつかみにいとのまくらの一節。
演目は「道具屋」。
なんでも、福笑さんの台本で覚えたネタで、笑子さんのアレンジが加えられているそう。
主人公の男が、甚兵衛さんと一緒に夜店の場所へ行ってから、売り物の品々の説明を受ける出だし。
隣の下駄屋さんはお婆さん。
まくらや噺の途中でかんだり、扇子を高座から客席に落としたり、素の笑子さんがちらほらと表れる。
 
たまさんの一席目は「胎児」。
まくらでは、秋田でのお仕事のお話。
秋田のおきゃくさん、受け方に違いが見られたそう。
落語自体の楽しむポイントがかなり違う。
 
銀瓶さんは「持参金」。
繁昌亭の昼席に出ていた銀瓶さん。
打ち上げ会場となった、近くのとあるお店。
えらい安いので驚いたとのまくらでのお話。
落語でのお金の表現、大金が「何十円」であった時代のお噺へ。
 
たまさんの二席目は「愛宕山」。
旦那の茶目っ気も魅力的。
 
笑子さんの「道具屋」に出ていたフレーズ「どこぞのアホ」が「持参金」でもあったり、笑子さんのまくらでの「大阪には山がないので」が「愛宕山」で聞いたり、なにかとリンクしていた。
 

  • 笑福亭笑子      「道具屋」
  • 笑福亭たま      「胎児」(作:たまよね)
  • 笑福亭銀瓶      「持参金」
  • 笑福亭たま      愛宕山