『まるまる出丸の会』
『第112回 まるまる出丸の会』に行く。
最初はさん都さん。
この会ならではの、出丸さんの笛演奏に対する拍手にちょこっと言及。
師匠の襲名に伴う、自身の襲名の話もまくらで。
演目は「ろくろ首」。
出丸さんの一席目は「寄合酒」。
他の落語会でかける、早い出番での「寄合酒」は12・3分程度にまとまっているそう。
今回は25分ほどの"全長版"ですると宣言しての高座。
文華さんは「植木屋娘」。
植木屋の幸右衛門夫婦の掛け合いが楽しい。
繰り返されるフレーズがミソか。
出丸さんの二席目は「寝床」。
噺の中での旦那の台詞、「浄瑠璃は語らない」と「このネタ(「寝床」)はもうしない」と、虚実がリアル(?)に交錯する高座。