『桂歌之助独演会』

繁昌亭のロビー

 
桂歌之助独演会 空の蔵から総ざらい 〜いざ、尋常に勝負!〜』に行く。
 
先月に続いて雨模様。
 
繁昌亭のロビーには、消毒液が置かれていた。
提供は米朝事務所
 
最初は呂竹さん。
この会初めての米朝一門以外からの起用。
演目は「延陽伯」。
火事が起きたら・・・、の半ばまで。
 
歌之助さんの一席目は「看板の一」。
親父っさんが看板の賽子をしまうと、若い衆の一人が、バタバタバタっと身を前に乗り出す。
動きが楽しい。
 
おなじみの楽屋コント。
お茶子さんが、テーブルとお茶のセットを舞台に持ってくる、ここまではこれまでと同じだが、テーブルの上には、さらに消毒液も。
お茶子さんは、おもむろに消毒液で手を消毒。
ここで一笑い。
 
歌之助さんと呂竹さんの話題は、まず豚インフルエンザから。
楽屋で先にされていた内容をおさらいする感じで。
「落語家と行くなにわ探検クルーズ」の話題も。
呂竹さんもメンバーなのだが、ポスターなどにも顔写真が掲載されていない。
そのため、呂竹さんにあたったお客さんから、はずれと言われたとか言われなかったとか。
搭乗希望のお客さんがいない場合、欠航となるのだが、一人でもいらっしゃると運行がある。
なので、マンツーマンになる場合もあるのだそう。
歌之助さんも呂竹さんも、実際にお客さん一人という場面に遭遇したという。
歌之助さんの場合、前夜に落語会に来られた方で、船でお客さんと落語の話をしたそう。
呂竹さんも、貸し切り状態になったお客さんとお話をしていたとか。
ここには居ない佐ん吉さんのエピソードも。
佐ん吉さんと一対一になったのは、外人さん。
佐ん吉さんは果たしてどうなったのか。
ご本人から聞きたい話だ。
笑福亭呂鶴さんのお話も。
呂竹さんの師匠である呂鶴さんは、上戸彩さんのファンだそう。
上戸彩のカレンダーを貰った呂鶴さんは、稽古場に貼ったのだとか。
なので、呂鶴さんに稽古をつけて貰う呂竹さん、お二人が居る部屋では上戸彩がほほえんでいるという光景が見られるとか。
 
歌之助さんの二席目は「桜の宮」。
定さんに待ちぼうけを食らい、くたびれて不機嫌な松っつぁん。
寅はんと喜ぃさんから芝居を始めようと持ちかけられると、とたんに機嫌がなおる。
 
仲入りの後、三席目。
演目は「宿屋仇」。
お侍の部屋では恐縮しながらも笑顔の伊八、廊下でぼやく伊八、三人連れの部屋で怒ってみせる伊八。
短い間にころころ変わる伊八の様子が見事。
 

  • 笑福亭呂竹      「延陽伯」
  • 桂歌之助       「看板の一」
  • 歌之助 呂竹     楽屋コント
  • 桂歌之助       「桜の宮」
  • 桂歌之助       「宿屋仇」