『桂雀喜独演会』

パンフとチョコレート

 
『第一回 桂雀喜独演会』に行く。
 
雀喜さんの、繁昌亭での初めての独演会に行く。
通常、チケットの発売は会の二ヶ月前からというケースが多いのだけれど、雀喜さんの会は三ヶ月ほど前から売り出された。
人気が高いようで、かなり早めから売り切れていた。
他の落語会のチケットを求めるために繁昌亭の窓口に行ったとき、『桂雀喜独演会』の券を希望されたのだが売り切れで断念された方をお見かけした。
 
当日券も若干数、補助席にて販売された。
 
最初は二乗さん。
演目は「ろくろ首」。
通常より多くしようとする場面が可笑しい。
まくらでのお話。
高座から客席を見渡すと、マスク姿が目につくと二乗さん。
 
雀喜さんの登場。
マスクをつけて高座へ。
これで一笑い。
演目は「牛ほめ」。
落語ブームに一役買ったということで、吉弥さん感謝しているとまくらにて。
 
よね吉さんは「ちりとてちん」。
ドラマ「ちりとてちん」には自分も出ていたとアピール。
 
雀喜さんの二席目は「元犬」。
元イヌだった男の仕草の数々が可愛らしい。
豚インフルエンザの影響なのか、チケットを手に入れたものの会場には来られなかったお客さんが何名かおられた。
補助席のお客さんに、そういった事情で空いている席によかったら移ってくださいと、高座から呼びかける雀喜さんであった。
 
仲入りの後、三席目。
先に雀喜さんの呼びかけがあったので、一階と二階の空席に移動されたお客さんが何人か。
演目は「宿屋仇」。
隣の騒ぎに、迷惑しつつも音楽につい反応してしまうお侍の姿が可笑しい。
 
会がはねて、帰路につくお客さん方を雀喜さんがお見送り。
何人ものお客さんに声をかけられ、また、早々には立ち去ろうとはしない人垣。
雀喜さんが好かれている様子がうかがわれた。
 

  • 桂二乗     「ろくろ首」
  • 桂雀喜     「牛ほめ」
  • 桂よね吉    ちりとてちん
  • 桂雀喜     「元犬」
  • 桂雀喜     「宿屋仇」

 
※中身は後ほど