『フジハラ亭落語会』
『フジハラ亭落語会 〜vol.22〜』に行く。
フジハラビルへ。
客層は、若い女性が多い。
はじめにTシャツ姿のしん吉さんが登場。
高座に座って、ライトの調節を楽屋にお願い。
そして、現在、緊急事態の真っ最中であるとの報告。
三味線さんがまだ来ていないという。
昼間の落語会でのお仕事の後、自動車移動でこちらに向かっていたのだが、渋滞に巻き込まれたのだとか。
電車に切り替えて移動することになったが、未だ到着していない。
そこで花丸のさんから助け船。
以前、花丸さんが稽古に使っていた三味線があるので、花丸さんが家まで取りに行ったそう。
花丸さんの自宅が近いのでこんなことが出来た。
三味線は普段はばらしてある。それを組み立てたり調律するのにも時間がある程度かかる。
あらかじめ別の三味線を組み立てておけば、三味線さんが到着しても、それに必要な時間が稼げる。
そんな判断。
開演時間に間に合わなかったので、花丸さんが三味線を演奏することに。
ちょっと心許ないので、演奏は一杯までにして欲しいとの花丸さんからの要請。
前座役は呂竹さん。
演目は「延陽伯」。
オチまで。
しん吉さんの一席目は「肝つぶし」。
呂竹さんの出番が終わって、出囃子が演奏されるもなかなか登場しないしん吉さん。
たまりかねた花丸さんからの、早ょお出ぇと催促の声が楽屋から聞こえてきた。
明日からのお仕事が大変気になっているというしん吉さん。
朝日旅行のイベント、トワイライトエクスプレスの貸し切りツアーに、落語での出番があるという。
札幌に向かう列車のなかで落語を披露するというお仕事。
列車内なので高座の設置も充分でない形かもしれないという申し入れよりも、列車の中でのお仕事という状況はしん吉さんにとって大変魅力的だとの事。
この間、三味線さんが無事に到着。
花丸さんは「近日息子」。
花丸さんは、三味線を携えて舞台に。
大学の頃に使っていたという三味線。
駒が無かったので、ボールペンで代用。
指掛けも無いので、手にガムテープを貼って代用。実際に使用してみると粘着面が竿にまとわりついて逆に弾きにくかったそう。
しん吉さんの二席目はネタおろし。
演目は「雨乞い源兵衛」。