『さん都物語』

『さん都物語』

 
『第3回 さん都物語』に行く。
 
さん都さんの勉強会。
ほぼ一年ぶりの開催。
 
最初は三四郎さん。
師匠の襲名に伴って、来年名前が鯛蔵に変わるさん都さん。
都丸さんからさん都さんに示された名前の候補には、"鯛蔵"や"小鯛"の他に、"鯛団治"もあったそう。
どうせなら、、"鯛団治"を選べば良かったのに、とまくらで三四郎さんは話された。
演目は「普請ほめ」。
主人公の男の、あくまでマイペースな様子が楽しい。
 
さん都さんの一席目は「悋気の独楽」。
ネタおろし。
途中、台詞を間違えてしまう場面もあったが、気持ちを立て直して無事噺を終える。
三四郎さんのまくらでの話題を引き継いで名前の話を。
名前の候補は他にも、"鯛丈"や"鯛六"などもあったとのお話。
 
ゲストは文華さん。
演目は「ちりとてちん」。
"割と"面白い。
今日の「ちりとてちん」にて、"割と"というフレーズが頻繁に使われた。
「割と腹立つ」など、続くと妙な可笑しさを醸し出す。
まくらでは、NGKでの出番のお話も。
キャンセルなどの関係で、八十人ほどしかお客さんが入らないそう。
キャパの十分の一程度。
 
さん都さんの二席目は「宿屋町」。
六月一日がさん都さんの入門記念日。
なので、初めて教わったネタである「宿屋町」を高座にかけた。
先の「悋気の独楽」での失敗を振り返るさん都さんであった。
 
三席目は「火炎太鼓」。
坊枝さんから習った「火炎太鼓」。
置く仕草から感じられる、五十両の包みが分厚すぎるかもしれない。
 

 
動楽亭で新しく始まる落語会『get's 待っツ 動楽亭』