『徳徳亭』
『徳徳亭』に行く。
二日目の夜の部へ。
会場の徳家は鯨料理のお店。
真ん中に小振りの畳で十八畳のオープンな座敷があり、その周囲は通路となっている。
そのぐるりに個室がしつらえられている。
個室の一つ分のふすまが開け放たれていて、高座が設けられていた。
客席は、その座敷に座布団が置かれていて、高座に向かって後方の通路の部分にはパイプ椅子が十席ほど置けるようになっている。
今日の夜席は、ビニールレザー張りの座布団が二枚ずつ重ねて置かれていた。
昨日は一枚ずつであった。
今日の夜席のお客さんはそれほど来られないとふんでの措置か。
TORII HALLでのノウハウがあるのだろう。
事前の予約数や問い合わせの状況で、お客さんがどれくらい来られるかわかるようだ。
実際、だいたい定員の半分くらいのお客さんがこられた。
最初に鳥居社長のご挨拶から。
まずは団姫さん。
演目は「商売根問」。
最初にアジとサバを売り歩きに行き、失敗する。
その後、ウグイスをとる工夫をする型であった。
まん我さんは「たいこ腹」。
まくらの際、ちょっと楽屋の方でごそごそ音がしたのを笑いに昇華させるまん我さんであった。
染二さんは「らくだ」。
噺はカミソリを借りにいくあたりまで。
明日、19日の『徳徳亭』、昼の部2時の出演は、桂雀太さん・桂よね吉さん・桂雀三郎さん。
6時半からの夜の部の出演は、桂さろめさん・林家染雀さん・桂あやめさん。
昼の部は、かなり予約がはいっているそう。
よね吉さん効果らしい。
夜の部は余裕がある感じ。
- 露の団姫 「商売根問」
- 桂まん我 「たいこ腹」
- 林家染二 「らくだ」