『扇町寄席』

『フジハラ亭落語会』

 
扇町寄席』に行く。
 
関西テレビの番組、『扇町寄席』の観覧が当たった。
先日、メールで連絡が来た。
折り返し同行者の氏名や連絡先を通知するように、との事。
それらを返信すると、正式な観覧申し込みとして受理されるようだ。
受付番号が記入されたメールが返ってきた。
この受付番号は、入場する順番を記載した整理番号的なものではなく、受付処理の目安のためのもののようだ。
 
当日は、関西テレビに到着した人の順に列が出来ていた。
メールには集合時間が記載されていたが、それより早めに来た人もかなりいるよう。
三十分ほどしてスタジオへ。
その前に諸注意などをスタッフさんから。
手荷物なども預かる場所が設けられていた。と言ってもテーブルが設置されていただけだが。
スタジオに誘導。
椅子は横に12脚、8列なので約100人ほど。
後ろ二列分は一段高くなっている。
席は列に並んだ順に、最前列の下手から振られていく。
好きな席を選ぶのではなく、機械的に割り振られている。
(お連れさんのいる人は同行者とは離れないように、一人で来た人を空いた席に誘導することで調整はされるのだけれど)
 
スタッフさんの前説。
手慣れた感じ。
 
吉の丞さんが紹介され、落語が始まる。
二乗さんが高座に出てきて、一部で拍手が起きる。
この反応は、顔を知らないお客さんがおられるということか。
二乗さんは、始めから舞台に置かれていた見台と膝隠しを引っ込めに来ただけなのだけれど。
 
歌之助さんの「七段目」では、ツケのタイミングが適切に合わない。
舞台の構造上、床にツケ板を置くと演者さんの所作がよく見えないのだろうか。
 
歌之助さんも文華さんもテンポが速い高座であった。
文華さんの「親子酒」は16分ほど。
 
後で文華さんに伺う機会があったのだが、割り振られた時間は20分。
なので、南光さんと八光さんとのトークに文華さんも参加して調整することになったそうだ。
 
普通の落語会と変わらない感じ。
六席全部の高座が電波に乗るわけでなく、吉の丞さんは自分のは放送されませんと最初に宣言されていた。
 
番組の冒頭にある南光さんと八光さんのトークは、後でお客さんを入れずに収録されるようだ。
 

  • 桂吉の丞       「動物園」
  • 桂歌之助       「七段目」
  • 林家染弥       「癪の合薬」
  • 桂雀々         さくらんぼ」
  • 桂文華         「親子酒」
  • 桂雀三郎       「ちしゃ医者」