『天満天神繁昌亭 三周年特別興行』

 
天満天神繁昌亭 三周年特別興行 夜の部』に行く。
 
続けて夜の部へも。
 
夜の部も盛況。
チケットが売り出されて、売れ行きは昼の部の方が勝っていたが、夜の部も補助席が多く出されるほどの大入り。
 
たまさんから。
先に連続ショート落語を。
昨日のたまさんの会では新作を披露されていたが、今回はお馴染みのものを。
噺は「動物園」。
たまさんの持ち時間は10分であったようだが、ショート落語で5分経過。
5分でテンポ良く「動物園」を演じる。
それでいて主な場面は一通りきっちりと。
 
よね吉さんは「狸賽」。
客席から「たっぷり」とのかけ声がかかる。
その所為か、少しばかり持ち時間をオーバーしたよう。
 
お次は九雀さん。
繁昌亭が出来てから三年、のべ数千席の落語が演じられた。
何度も演じられる演目には、お囃子さんも飽きている。
とくに「動物園」はうんざりしていると、笑いに。
珍しい噺をします、と、先日の『超古典落語の会』でお披露目された噺「どぜう丁稚」を。
 
都さんは都噺。
旦那さんとのお話を。
 
昼の部と同じく「忠臣蔵お軽勘平道行」。
続けて見ると、予め用意された台詞であったか、アドリブなのか、なんとなく分かる。
 
仲入りを挟んで英華さん。
女道楽は短め。もう少し聞きたいところだが。
 
春之輔さんは「ぜんざい公社」。
微妙に聞き取りづらい。
 
ざこばさんがトリ。
ざこばさんがトリ。
イタリアにて、ざこばさんの身内の方とお弟子さんが、思いっきりぼったくられたエピソードで盛り上がる。
他にも、イタリアで春之輔さんがひったくりに遭った話など。
話が弾むので、終演予定時刻の十五分前に、袖から三味線の音がチンと鳴る。
噺の入るようにと促す合図のようであるが、これにカチンときたざこばさん。
今鳴らしたヤツ舞台に出て来て謝れと、ちょっと暴言気味に呼び出す。
三味線のYさん、Kさん、Rさんが順に出てきて謝罪。
三人さんの方が大人に感じられた。
本来は「一文笛」をするつもりであったざこばさんであるが、そういう雰囲気でなくなったのでと、トークに切り替え。
後半は、逆に、オーストラリアを誉める話を。
 

  • 笑福亭たま       「動物園」
  • 桂よね吉         「狸賽」
  • 桂九雀          「どぜう丁稚」(米沢彦八原作・荻田清脚色)
  • 露の都          都噺
  • 三枝 染丸 八方 他   爆笑歌舞伎忠臣蔵お軽勘平道行」
  • 内海英華         女道楽
  • 桂春之輔         「ぜんざい公社」
  • 桂ざこば          四方山噺