『テーマ落語会』
『テーマ落語会 VOL.3 〜稽古つけてくれた師匠、ごめんね特集〜』に行く。
『テーマ落語会』も三回目。
今回は、教わっってから大部変えちゃったお噺の特集。
本日は指定席制なのでお客さんの集まり様はゆっくりとした感じ。
最初はたまさん。
出囃子が「シューベルトの子守歌」であった。
今回の落語会では、出囃子も本来のものではなく三味線さんの即興だとか。
演目は「寝床」。それで「シューベルトの子守歌」なのね。
旦那さんの惚けた様子が好評であった。
お次は福笑さん。
出囃子は「青い山脈」。
吉弥さんの出囃子なので妙な感じ。
これは「山脈」と「代脈」がかかっているのだそうな。
三喬さんは「首の仕替え」。
三喬さんの出囃子は「森のくまさん」。
三喬さんのキャラクターにあわせたもの。
「首の仕替え」は桂文紅さんに教わったものだそうだ。
噺の「色事根問」と共通する場面で、お金の件は省略。
現代では受けないからと登場人物が説明する演出。
仲入りの後、生喬さん。
出囃子は「ヨーデル食べ放題」。
牛→牛焼き肉→ヨーデル食べ放題の連想。
「牛の丸子」は、『らくご道』で演じたもののその後が付け足されてあった。
『らくご道』では、後味の悪い「牛の丸子(牛の丸薬)」をさらにエスカレートさせようと思っていると仰っていた生喬さん。
なるほど、より後味の悪い噺になっている。
噺は文團治さんの記録を元に、米朝さんの演出を加え、アレンジしたとの事。
福笑さんの二席目。
演目は「世帯念仏」。
先代の春蝶さんと落語会でご一緒になった福笑さん。
そのとき春蝶さんがよく掛けていた、「世帯念仏」をそこで覚えたとか。
春蝶さんに、このネタをやらせてくださいといったら、覚えた春蝶さんの型そのまんまやるんやないやろうと見透かされていたとのエピソードも。
なるほど。