『桂米二入門記念日』
『桂米二入門記念日』に行く。
動楽亭へ。
1976年の11月14日に米朝師匠に入門された米二さん。
その入門記念日に開催の会。
最初は雀五郎さん。
演目は「時うどん」。
基本は上方の二人の型、それに一人の型の演出も加える。
米二さんの一席目は「道具屋」。
「東の旅 発端」に続いて覚えたネタ。
そのときに一緒に教わった、三人のアホのまくらも揃いで演じる。
二席目は「住吉駕籠」。
米二さんが中学生の時に初めて生で見た米朝師匠の高座、その時の演目が「住吉駕籠」だったそう。
(実際は、幼稚園の頃にも親に連れられて米朝さんの寄席を見に行っていたのだけれど、米朝師匠を見たことは覚えていても、何を演じていたのかは定かでないそう)
その一席があまりに衝撃だったため、自信が「住吉駕籠」を覚えたのはかなり遅かったという。
三席目は「質屋蔵」。
米朝師匠に、教えて欲しいネタを訊かれて選んだ演目。
「質屋蔵」は、米朝師匠に直に教えてもらえる機会のないネタであるので、兄弟子さん達もうらやましがったのだそう。
最後に、今日は抽選会はありませんと、米二さん。
普段、お菓子や果物の当たる落語会をされているので、それを知っているお客さんにはギャグになる。
来年2月14日には『初高座記念日』と題した会をされる予定。
本当は2月13日が初高座の日なのだけれど、先に若旦那が会場を押さえていたため、14日に開催。