『育っちゃったらくご!』

本日の繁昌亭

 
『育っちゃったらくご!』に行く。
 
繁昌亭へ。
お客さんはいつもより少な目な感じ。
 
本日は、三金さんから。
演目は「動物園」。
先日具合を悪くされた足が、まだ完全に治っていないようで、見台と膝隠しを使用しての高座。
主人公が太りすぎていて、トラの着ぐるみのファスナーが閉まらない。
カンガルーの毛皮を継ぎ足してようやく着込む。
トラとライオンの対決の場面では、自身の特技を生かしてバルーンで作ったトラとライオンを見台の裏から取り出して示す演出。
会が始まる前に三金さんのお母さんから聞いたのだけれど、三金さんは子供の頃水泳をされていたそうだ。
バルーンを器具を使わず自分の息で一息で膨らます三金さん。
その肺活量は水泳で培われたものか。
 
たまさんは「つぼ算」。
他の方の「つぼ算」とは違うオチ。
瀬戸物屋に居合わせた他の客も、主人公らの手口に便乗するギャグが楽しい。
 
遊方さんは「干物箱」。
登場人物のキャラクターが、いかにも遊方さんらしい人物造形。
 
南湖さんは赤穂義士伝から「赤垣源蔵 徳利の別れ」。
良い話。
 
あやめさんは「くっしゃみ講釈」。
落語に登場するボケ役、上方落語の喜六と江戸落語与太郎では人物造形が違う。
あやめさんの「くっしゃみ講釈」は、ボケ役を与太郎風な描写でするとの事。
おもやんの登場場面も多め。
オチも変えてある。
 
三風さんは「船弁慶」。
オチに工夫が加えられてある。
三風さんの噺だけに、客席参加場面も。
 
最後に、アンケートから抽選で、三風さんの独演会のチケットなどがプレゼントされた。
 

  • 桂三金         「動物園」
  • 笑福亭たま       「つぼ算」
  • 月亭遊方        「干物箱」
  • 旭堂南湖        「赤垣源蔵 徳利の別れ」
  • 桂あやめ        「くっしゃみ講釈」
  • 桂三風         船弁慶