『笑福亭たま脱構築落語会』

『笑福亭たま脱構築落語会』

 
『笑福亭たま脱構築落語会 〜ファイナル公演〜』に行く。
 
動楽亭へ。
屋外は寒いこの季節、たまさんが開場時間を早めてくださった。
木戸銭の受付は後回しで、先に会場に入らせてもらった。
 
事前に発表の無かった、前座の「阿弥陀池」があると張り紙が見台に。
 
たまさんが登場。
阿弥陀池」を一席。
 
松五さんは「道具屋」。
「七年目」のときとは違う、オーソドックスなオチ。
 
たまさんの二席目。
演目は「矢橋船」。
まくらでのお話し。
お客さんに、声が伝わるネタと伝わりきらないネタがあるのだとか。
稽古を繰り返している噺は、上っ面だけで話していて声の出方が良くない。
それに対して、出来上がったばかりのネタは、内容への集中の仕方が違うのか発声が映えるのだとか。
あくまで、たまさんの所感なのだけれど。
そういった、伝わりにくい噺の代表として「阿弥陀池」をやってみたのだそう。
 
南鱗さんは「お坊主稲川」。
まくらは、相撲に関するあれこれ。
大坂相撲東京相撲の話。
彦八まつりでの落語家による奉納相撲のお話など。
 
たまさんの三席目。
演目は「芝浜」。
人情噺だが、たまさんだけにくすぐりは多めに盛り込まれている。
 
『笑福亭たま脱構築落語会』は今回で発展的解消。
  

  • 笑福亭たま         阿弥陀池
  • 笑福亭松五         「道具屋」
  • 笑福亭たま         「矢橋船」
  • 旭堂南鱗          「お坊主稲川」
  • 笑福亭たま         「芝浜」