『林家染弥・笑福亭由瓶 汗かき克服落語会』
『林家染弥・笑福亭由瓶 汗かき克服落語会 〜心頭滅却すれば火もまた凉し〜』に行く。
高津の富亭へ。
汗っかきのお二人が、汗をかかずに舞台を終えられるようになるのが目的の会。
最初に由瓶さんが一人で登場。
染弥さんは他の仕事で、まだ到着されていない。
由瓶さんは、こちらへ来る前にUSJに行っていたのだそう。
なんでも、南青さんの結婚パーティーの時にゲットしたチケットの有効期限が間近だったのだとか。
この会恒例の汗をかかない前座ゲストである南青さんの他に、もう一人出演者があると由瓶さんからの発表。
前回のアンケートによると、由瓶さんが居ない方がトークがスムーズに運ぶという意見が多かったのだそう。
本日の汗をかかない前座ゲストの、南青さんを呼び込む。
由瓶さんは、アンケートの結果を尊重されたのか楽屋に引っ込んだ。
南青さんが、染吉さんを招き入れる。
今月の16日に年期があけたという染吉さん。
南青さんが聞き役となり、染吉さんの年期修行中のお話を色々と。
染吉さんは「千早ふる」。
オーソドックスだが、新しい切り口も。
南青さんは「堀部弥兵衛の駈け付け」。
この時期に聞くと一層良い。
由瓶さんは「蛇含草」。
汗っかきの由瓶さんが冬に夏場の噺、それに汗をかかないように高座をつとめるのが目的という、些か複雑な一席。
餅の曲喰いのあたりから額にうっすらと汗がにじむ。
箕面の滝食いのところで手ぬぐいで汗をぬぐう由瓶さん。
登場人物の台詞で、汗をふいた理由を弁明。
染弥さんは「辻占茶屋」。
何故か、マフラーを首に巻いて登場。
もともとは「天狗裁き」をかける筈だった染弥さん。
"お前とわしとは何や?"の台詞が、「蛇含草」の同様の会話と被るため、急遽変更。
「天狗裁き」は先にネタだししていて、由瓶さんも「狸賽」をする予定だったのに、と軽いぼやき。
染弥さんの高座が終わって、由瓶さんも罷り出る。
染弥さんは、汗がにじんだ程度ということでワンポイント獲得。
由瓶さんは無得点。
会は、来年も続く。